クラフトジンカクテルの作り方をマスターしよう!
投稿日: 投稿者:山口真弘

クラフトジンはストレートにこだわらずにカクテルにすると一層おいしく飲めるようになります。カクテルといってもどんなカクテルにしたら良いかわからないという人のために、この記事では基本も具体例も紹介します。クラフトジンカクテルの作り方をマスターして、クラフトジンをもっと楽しめるようになりましょう。
まず知っておきたいクラフトジンカクテルの基本
クラフトジンをおいしいカクテルにするには基本から身につけるのが大切です。カクテルの種類の選び方と作り方をマスターするために、まずは基礎を固めておきましょう。
最初はストレート・ロック・水割りがおすすめ
クラフトジンはカクテルにする前にストレートか、ロック、水割りで味見をするのがおすすめです。香りや味わい、余韻などを感じ取って、どんなカクテルにしたらマッチするかを考えましょう。最初からカクテルにしようとすると、ミスマッチになって味を損ねてしまうことがあるので、最初はできればストレートで舐めて味を感じることが大切です。
ロング・ショートの作り分け
クラフトジンカクテルの作り方としてロングとショートがあります。ロングとショートの違いは飲む時間の長さです。ロングはアルコール度数を低めにして、氷を入れて冷たいドリンクをゆっくり飲めるようにします。ショートの場合にはアルコール度数は高めで、氷を入れずに作るレシピがほとんどです。シーンに合わせてどちらのカクテルにするかを決めましょう。
グラスの使い分け
カクテル作りではグラスの使い分けによって完成度が変わります。基本はロングならタンブラーやロックグラス、ショートならカクテルグラスです。ただ、グラスによって香りの立ち方が変わるので、好みのグラスを探すのも一興でしょう。同じように作ったクラフトジンカクテルでもグラスで印象が変わることはよくあります。カクテルマスターを目指すなら覚えておきたいポイントです。
クラフトジンにマッチするおすすめカクテル9選
クラフトジンでカクテルを作るときには個々の独創性を生かすのが大切です。ここではクラフトジンカクテルにおすすめの方法を9つ紹介します。
ジンソーダ
ジンソーダは炭酸水でクラフトジンを割るだけのシンプルなカクテルです。ロングカクテルの中でも、作り方がかんたんなカクテルなので自宅でもすぐに作れます。
- クラフトジン 30ml
- 炭酸水 90ml
ジンソーダはクラフトジンのコクや濃厚さを抑えつつ、炭酸によって冷たくても香りを保てるのが特徴です。スッキリ爽快なクラフトジンカクテルにしたいときにまずおすすめです。
ジントニック
ジントニックはジンのカクテルの定番で、トニックウォーターで割って作るロングのカクテルです。ライムを添えて仕上げるのがグローバルスタンダードになっています。
- クラフトジン 30ml
- トニックウォーター 90ml
- ジンに使用されている柑橘
ジントニックに使用するトニックウォーターは柑橘系のハーブの香りと甘みが付くので、清涼感と飲みやすさが増します。柑橘ベースのクラフトジンと相性が良いカクテルです。ライムにこだわらずに、クラフトジンに使っているレモンや橙などの柑橘を用意するとちょっとしたアレンジになって美味しさが増すでしょう。
ジンバック
ジンバックはレモンジュースとジンジャエールを使用するロングのカクテルです。レモンとショウガがクラフトジンとハーモニーを奏でます。
- クラフトジン 30ml
- レモンジュース 15ml
- ジンジャエール 15mlまたは75ml
- レモンまたはショウガ(お好みで)
ジンジャエールの量は好みや気分で変更して構いません。少なめにするとクラフトジンの素材が引き立ちます。多めにするとスッキリ感が増して飲みやすくなるので、軽く一杯飲みたいときにうってつけでしょう。
ジンモヒート
ジンモヒートはレモンとミントを利かせてソーダ割りにするロングのカクテルです。少し甘くして爽快なクラフトジンカクテルを飲みたいときに適しています。
- クラフトジン 30ml
- レモンジュース 10ml
- シロップ 10ml
- ミントまたはシソ 適量
- ソーダ 90ml
ミントで清涼感を出しながら、レモンの酸味とシロップの甘みで全体をバランスよく整えるのがジンモヒートの特徴です。クラフトジンでシソなどの日本の香草を使っているなら、同じ香草を使うと相乗効果を出せるでしょう。
ギムレット
ギムレットはライムジュースで軽く割って作るカクテルです。ライムの香りと酸味を加えることで、刺激がありながらもまとまりのある仕上がりになります。
- クラフトジン 45ml
- ライムジュース 15ml
ギムレットは氷を入れずにショートで飲むのも、氷を入れてロングで飲むのもどちらもおすすめで万能性があります。「ちょっと刺激が足りない」と思ったときに、しっかりとしたジンらしさを感じ取れるような飲み方としておすすめのカクテルです。
ホワイト・レディー
ホワイト・レディーはオレンジピールをリキュールに漬け込んで作ったホワイト・キュラソーとレモンジュースを使うカクテルです。清涼感のある香りと酸味が追加されて爽快感が増します。
- クラフトジン 30ml
- ホワイト・キュラソー 15ml
- レモンジュース 15ml
ホワイト・レディーはホワイト・キュラソーの白い色が際立って見た目にも美しいショートカクテルです。柑橘を生かしているクラフトジンとは相性が良いので挑戦してみましょう。
マティーニ
マティーニはジンとベルモットのカクテルで、王道とも言えるくらいに有名です。シェイクせずにステアするのがマティーニの基本で、シェイカーがなくても作れるメリットもあります。
- クラフトジン 45ml
- ベルモット 15ml
クラフトジンにはベルモットが見事にマッチすることが多いので試してみましょう。ベルモットはニガヨモギなどのハーブやスパイスを使用している白ワインで、複雑なボタニカルの配合をしているクラフトジンに調和します。オリーブを添えるのも一興ですが、日本産クラフトジンなら梅干しを添えるのもおすすめです。
サケティーニ
サケティーニはマティーニのバリエーションとして生まれたショートカクテルです。ベルモットの代わりに日本酒を使用してステアで作ります。
- クラフトジン 45ml
- 日本酒 15ml
ライススピリッツや米を使用しているクラフトジンは見事にマッチします。和の素材と合いやすいのが米を使う日本酒の特徴で、日本人の五感に合うカクテルができます。日本酒もたくさん種類があるので、クラフトジン×日本酒の楽しみが広がるでしょう。
アベイ
アベイはオレンジの風味を上乗せして爽やかに仕上げるショートカクテルです。オレンジジュース割りにした後にオレンジビターズを加えてシェイクします。
- クラフトジン 40ml
- オレンジジュース 20ml
- オレンジビターズ 1ml
マラスキーノ・チェリーを飾るのがスタンダードですが、日本のクラフトジンならサクランボを飾るのも良いでしょう。オレンジジュースにこだわらず、ボタニカルとして使われている柑橘ジュースにするのもおすすめです。オレンジビターズは苦みのアクセントになるので、1ml(1 dash)を目安にして好みの量を加えるのがおすすめです。
まとめ
クラフトジンのおすすめカクテルの作り方を紹介してきました。
あくまでこのレシピはスタンダードなもので、自分の好きな形に変えて構いません。クラフトジンは自由な発想で生み出されてきたジンです。カクテルにしてアレンジするときにも、自分なりの発想を盛り込んでおいしいカクテルを楽しんでみてください。
おいしい飲み方が見つかったら、ぜひ、造り手の方に伝えてあげてください!飲んでくださった方の感想は造り手にとって嬉しい反響です。カクテルを楽しんで造り手とコミュニケーションを取ってみましょう!